つれづれ花68 初冬の里山風景 11月14日 トップページへ        山野草 早春へ      つれづれ花エントランス 
11月も半ばになり山の木々もすっかり冬の風景になりました

ミズナラやコナラやイタヤカエデやイヌシデやクマシデなどが多い山は紅葉も茶褐色 杉の林の緑がアクセントのような単彩な山も大好きで 目の前で移りゆく秋色から初冬の色に日に日に変わるこの山の斜面を眺めている

  

那須連山の頂上部は木々の葉は落ちてすっかり冬の色 中腹は燃えるような褐色 そんな初冬色のグラデーションが山を下りてくる

    

アカシデはその名の通り赤い葉で存在感があります

その中に点々とシラキやヤマモミジやイロハモミジの真っ赤な木が目立つ コナラの紅葉も地味な暗い紅色も深い味わいが素晴らしい 対照的に陽に透かされてこんなに綺麗な朱色に輝くコナラもあり・・・♪

  

ウリハダカエデもウリカエデも紅葉と黄葉の不思議な色合いが神秘的 マンサクも陽に映えて金色に輝く

      

11月5日に初霜が降りて 朝陽が射して気温が上がる8時ごろ 霜が融ける時に靄のように辺りを白く包んでこれもまた幻想的なひと時を魅せてくれるのですね

白玉のような露がキラキラ煌めいてひと時の幻想風景を楽しむ 散モミジも霜の朝の風情を演出している

 

前夜ついうっかりテレビを見ながら寝込んでしまい 6日深夜というか未明に目が覚めて・・・ この日から3日間は天体ショーが観られることを思い出して外に・・・ 冷たい空気が初冬の満天の星たちを一段と輝かせていた こんな時間に起きることなどめったにないあかね雲には新鮮な時間でした

4時半ごろから朝昇り来る月と木星・火星・金星が接近して並ぶのです 5時半ごろには東の空が少し白みはじめ だんだんとあかねさす・・・ そして6時ごろになり明るさが出るとジョウビタキがヒーヒーと鳴きはじめ カタカタ という羽音を立てている

何という清々しさの味わいだろう 毎朝こんな朝が来ていることも知らずいつもは眠っている 明けてくる空の色 東の空の天体ショー 北には北斗七星と北極星 西には低くオリオン星座の煌めき 鳥の活動開始 今日1日の始まりの感激を想うことができた朝でした

次の日7日も8日も曇り空が続き早朝の天体ショーは6日だけ見られて幸運でした

今年は果実の当たり年のようで 注目して観察しているマメガキの木にたくさんの小さい柿の実が成りました ここ数年は枝に点々と生るくらいでしたので感激

牧草地の縁にあり観察は楽に行けるのですが熊や猿やイノシシと「こんにちは」もあるかもしれませんので気を付けないと・・・です

柿といえば干し柿づくりも初冬の決まりごとのような恒例のこと

空き地に植えた蜂谷柿にたくさん実が生ってうれしい まだ低い木なので手を伸ばして枝を引き寄せて取れます 干す時に紐に引っかかるように枝を丁子に残して切ります

塀にはいつの間にかツタが這って真赤に紅葉してそれもうれしい

1度目は約200個 皮をむいて カビ防止の熱湯消毒をして紐に吊るします 日当たりのよい納屋の2階に干します 

ボーダーコリーのジークフリートは入ろうとしないで遠慮深くて呼んでも入口から観ています 14歳になりもうすっかり高齢でこの冬が無事に越せるかどうか心配です 厳しい寒さから守って遣りたい シャイで利口で聞き分けが良くてほんとうに大切な愛おしい犬です

山茶花も花をたくさん咲かせ続けて二階から眺めるのも美しい

   

今年は農業事情も大きく変わりました TPPもそうですが 稲作農家には大きな転換期でもありました 田んぼには人間の食糧の稲作が当然の長い歴史だと思っていました

ところが政策の転換で水田に家畜の飼料用の「飼料稲」「飼料米」を作付することを奨励し 補助金を高額に出すことで作付面積を拡大するのです

例に漏れずこの地域もその政策の風景です 「飼料稲」は米が未熟な時期に青刈りし ロール・ラップして保存して飼料にします 「飼料米」は米が熟してから収穫しその米を家畜の飼料にし 稲わらも飼料にします 写真全部のロールが飼料ばかりではなくて半分は普通に食用の米を収穫し そのあとの稲のわらのロール・ラップも混在して写っています これもこの棚田の風景記録です

11月11日 山の色も茶色に枯れ葉色になり 木々の葉もずいぶん落ちています 川面を流れる落ち葉にも儚さと哀れを感じて観ています ♪川は流れる 中宗根美樹さんの歌声が懐かしく聴こえてきて この季節 この年代になって しみじみとその詩の意味を味わえるようになりました

街の谷に流れる病葉(わくらば) 山の谷に流れる枯れ葉 流れのままに・・・そして 「なお生きる 水を見つめて 嘆くまい 明日は明るく」 と 希望を抱く

若いころ耳で聴いて覚えていた多くの曲は詩の意味も本当には知ることもなくただ覚えていました 詩人の方はいろいろな人生を経験して生きてきて 自分の感じたことを教訓のように歌詞にして後の人に伝えているのですね

悲しいことも 切ないことも 苦しいことも いまの時が過ぎたらきっと楽しいことがあるから いいことが待っているから・・・と 夢や希望を持つことを教えてくれる 心の持ちようで幸せも感じられるから・・・と 教えてくれる

川の流れるこの風景もずいぶん葉が落ちてすっかり初冬の風景

もうすぐ初雪が降り 冬の装いを見せてくれる日も近いでしょう

  

追記・ 11月16日 川の流れるこの風景も 14日夜から15日朝にかけて降り続いた雨と雨の後の木枯らしに吹かれてすっかり葉を落としました

里山の初冬風景も冬の色に・・・