つれづれ花74 初夏の風に吹かれて  2016年5月31日
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田植え作業で始まった5月 牧草の収穫作業の終わりと共に5月も終わります

それはもう何年も いいえ 何十年も変わらない若葉の季節の過ごし方

まだ緑にならない萌木色から新緑に変わりゆく山を観ながら田植えをしてから 牧草を収穫するのが5月半ばから末のこの時期です 牧草収穫の頃は山にほととぎすの鳴き声が木霊して 新緑の初夏の風景の中で初夏の爽やかな風に吹かれて毎日毎日過ごします

お天気の快晴を願いながら 一週間の雲の動きを天気図で確認して毎日の天気予報をみて作業を進めます 

牧草刈り 反転乾草 畝つくり ロール ラッピング ロール並べ この行程で一セット 5ヘクタールを3セットで乾草まで同時進行 畝つくりからは3日間に分けて作業します トラクター4台フル回転 一台は草刈り機モアとラッピングマシーン 一台は円形反転機ジャイロとロールベーラー 一台は畝つくり用反転機へーメーカー もう一台はロールを並べるバケット

農作業もトラクターも何台も使い 作業に付随するそれぞれの作業機が必要です 経費も大変 故障もあります 修理が大変な時は買い替えもあります 割に合わない農業ですが身体を使い広い自然の中で働けることは健康の元 「健康器具」だと考えて(笑) 

高齢になるとますます機械に頼らないと・・・ そして この仕事ができる内は現役でいられるのかな・・・ と考えていると すべてが健康維持のためだと想えるこの頃です

この作業のロールラッピングはラップの端の始末が夜までかかり 必ず満月や十六夜に重なり 暮れた空に紅い月の出が観られます 

今回も妖艶な素晴らしい月の色でした

  

5月半ばにはもう一つわたしの義務的な仕事があります 楽しみといえば楽しみですが・・・ 家庭菜園の畑の準備と夏野菜の植え付けです

なす トマト大玉とミニトマト かぼちゃ きゅうり パプリカ赤 いんげん 春植えのじゃがいもなどです あまり種類は多くないですがこれで十分 

ボーダーコリーのジークはもうすっかり高齢 耳が遠くなり車の音も聞こえないので放して置けなくなりました いつもならわたしの近くから離れないので畑仕事の時は放しておくのですが もしも車にぶつかったりして車の方に迷惑がかかるといけませんので・・・ね

    

そうそう・・・ 田植え後の休日が2日あります 集落の決め事で「さなぶり」といいます

それで 以前から行きたかった日光に娘を誘い二人で行くことにしました 2年前ごろ 自然の中に生えている桂の木が観たくて 関東のどこかで観られる場所をお尋ねしたところ 奥日光湯滝の遊歩道に大木があることを教えていただきました それで いつかは行って実際に観てみたい・・・と思っていました

想っていた以上に桂の大木は見事でした そして 初めての湯滝の迫力も素晴らしかったです 奥日光には三大瀑布があり 小学校6年生の修学旅行でその二つ竜頭の滝と華厳の滝は観ていました 湯滝の美しさは岩肌を流れ落ちる優雅ななだらかさがあり女性的に感じるでしょう

そんな日々の中で宇都宮の娘宅へ孫の小学校学童お迎えと保育園お迎えと家事手伝いにも行きます 県央部を走り行く道路には麦が収穫期を迎えています 山も風景も緑色の中に麦の黄金色に色づいた風景はまさに「麦秋」という風情です 毛がきらきら輝いています

 

麦をきちんと観ることもなく 毛の長い麦はビール麦で それ以外は小麦ということで観ていました 栃木県にはキリンビールの工場があり(現在は撤退し工場はない)契約栽培がおこなわれビール麦の高度な栽培技術は知られています ビール酵母の原料になるための品質の検査基準も厳しいです ビール麦の基準に合格しないものは大麦の扱いになります

それで今回 ビール麦ってどんな種類か 小麦 大麦 はどういうものきちんと知りたいと思う機会があり 幸運にも 19日にビール麦(二条大麦)小麦 29日に大麦(六条大麦)の穂の形状を確認できました 山野草5月下旬のページでご覧ください

宇都宮へ27日からは2泊3日でした 28日は1年生と2年生孫の通う小学校の運動会 前日は娘が買い物や準備で大変なので3人孫たちのお迎えと夕食とお風呂入れと寝かせつけまで

8時ごろには布団に入り 長男孫は本を読みながら寝入ります 孫娘はお話ししながらいつの間にか眠ります 3番目孫は絵本を読んだり歌を歌ったりお話ししたりしている間ごろんごろんを繰り返し笑ながら眠ります 

2日目の夜も 夕食とお風呂入れ後同じように寝かせつけ 長男孫は自分の寝る時間を承知していて 孫娘はお話し好きで 3番目孫は歌が好きで4月から保育園に行き始めてまだ間もないのに歌をたくさん歌います 

一緒に歌った ♪ちょうちょ キラキラ星 カエルの合唱 カタツムリ ウサギとカメ くつがなる むすんでひらいて おうまのおやこ さんぽ こぎつねこんこん こんなにいろいろ歌って子守唄みたいににこにこ笑って眠ります 良い子たちです ばぁバカですが・・・(笑) 

牧草の畝つくり作業の時 ふっと目についた林の縁に咲いている紫の鮮やかな花 作業を終えた次の日その場所にその花が何か知りたくてもう一度行きました

それは大きなすみれの花でした 初めて見る大きなすみれです 道端にも田の畔にも野原にもいろいろなすみれは咲きますがもうすっかり花の時期は終わり花は観られなくなったのに この時期に咲いているすみれ 不思議 

早速家に帰り「私の花図鑑」内の「すみれ特集」を一つ一つ参照 スミレ Violet, Viola mandshurica という名のスミレの代表種のすみれがあることを知りました

新しい花との出会いは思いがけずに訪れるものですね

すみれといえば この春に「スミカスミレ」という連続ドラマがあり 11時15分からという遅い時間帯でしたが毎回楽しみに観ていました

松坂慶子さんが65歳の老女役 ある日45歳若返り20歳になり 家庭の事情で大学進学を諦めたことをずっと残念に思って人生を送ってきて 黒猫の登場で念願の大学生生活を始められて 恋をして 思い残しの夢を叶えるという設定のドラマでした

人は 誰も ある年齢になると これまでの人生を振り返ることがあると思う その時その時の人生の分かれ道で進む方向を選択して 決めて 選んで 生きてきた

それは本意ではない道もあったかもしれない もし あの時もう一つの道を選んでいたら今の自分はどんな生活を送っていたか考えることもあるでしょう

わたしもそういう時がありました 

けれど今は これで良かったと思っています この道を歩いてきたから今の生活がある この生活だから出会える多くの人に出会えた 娘たちがいて孫たちがいる

自然界の素晴らしさ 野の花木の花を知り 里山に住むことの喜びを感じ ホームページを始められたこと 自由も少しはあること 

これ以上の別の道はなかったと確信できるから・・・♪

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追加  初夏の庭に咲いている花

満開のジャーマンカモマイル  ハニーサックル フランス菊 野生種を挿し木したテッセン

   那須の里山花図鑑