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 つれづれ花59 里山歩き 3月雑感 2015年4月1日
今年の三月は例年になく雪が少なくてどうしたのでしょう やはり地球温暖化の影響かな・・・と考えてしまう 三月末に寒波が来て積雪の記録更新になったところもあるようですがそれが一転 三月の27日ごろから5月中旬の初夏のような気温になりました

28日は東京へ・・・ 東京の標準木の桜は数日前に開花宣言が出されました 28日朝の上野の桜は3分咲き〜咲き始めくらいでした まだ咲いてない木もありました (後日談:夕方は八分咲き 次の日は満開になり 初夏の暖かさでスピード開花になり土日が重なり東京はどこもお花見を楽しまれる人でにぎわったそうです)

訪ねたのは小石川植物園 正式には東京大学大学院理学系研究科 附属植物園 という難しい名前の研究目的の植物園です 栃木県日光には日光植物園という分園があります

今回の目的は クスノキ科の早春に咲く木の花 アブラチャンとダンコウバイを観ること クロモジはこちらに普通に自生していますし アオモジとシロモジは観ることができましたのでこの春は関東ではなかなか観られないこの二種を観たいと思っていました

私の住んでいる地域から東京へはとても交通事情が良くて都内に新幹線通勤をしている人もいます 自宅から新幹線駅まで30分 新幹線に乗り1時間で東京です 高速道路インターまでは20分ぐらいで東北自動車道を走るのも便利になり 首都圏からの観光も那須は日帰りコースになりました

那須はまだ木の芽吹きもなく野草が少し緑色になったような冬景色です 新幹線の車窓から観る風景は都会に近付くにつれて変わってきます 野原や道沿いは緑色が目立ち 林の木々は芽吹きが始まり赤い芽の木や黄緑色の芽の木が混じりまるで秋の紅葉のよう・・・ 桜の蕾も赤く染まって開花を待つばかり 

いよいよ上野駅に近づいて 新幹線駅まで地下に潜る手前の架線沿いに生えている辛夷の木は真っ白にたくさんの花を付けていました この時期だけ存在を誇っているよう・・・に 開花した桜も観られて 大宮から上野はすぐ近いけれど 桜と辛夷の開花はずいぶん違い気候の差を眼で感じられます 

そうそう 先日開通した北陸新幹線の車両も発着が観られました 古都金沢を意識して新幹線車体の色は控えめですね 東北新幹線はカラフルです E5系はやぶさは緑色 E6系スーパーこまちは深紅 こまちはピンク はやては濃いグリーン マックスは黄色 撮り鉄にも乗り鉄にも大人気ですね あら?話が脱線!

小石川植物園に着いた時 桜(ソメイヨシノ)はまだちらほら咲き始め 早咲きの種類がところどころに咲いているくらいでした 正門から入り 山地植栽林や外国種の植栽林を観たり野草を観たりして 本日目当てのアブラチャンの植えてある分類標本園へ・・・ ありました けれど ダンコウバイは残念ながらありませんでした

遠くに黄色い花の咲く植栽域がありましたので期待していきましたが・・・ そこはヒュウガミズキとその仲間 そしてマンサクが数種類咲いていました その奥 菩提樹やユリノキ スズカケノキなど植栽されている樹下の低木を探しましたが遂にダンコウバイには出会えませんでした

広い園内を歩いているうちに時刻は昼ごろになり うららかな気候に誘われて 土曜日ということもあり人ではにぎやかになりました ソメイヨシノの林域にはお弁当を広げて食べている家族連れや遠足の園児・小学生が大勢 最高のお花見日和です そんな様子を横目にわたしと娘は次の目的地へ・・・

そうそう 東大農学部といえば 忠犬ハチ公と上野博士の銅像が新しく落成になったとニュースで流れたばかり タブレットで地図検索するとすぐ近く GPS機能は現在地を示してくれるので迷わず行けました 文明の利器ですね 訪ねたのは植物園を訪ねる前にです ハチ公像は農学部の門を入って左側にすぐ見えました やはり同じようにハチ公に会いに来られる方が多く順番に記念撮影をされていました はい!わたしもです(笑)

上野博士を想い続けたハチ公 ここでこれからはずっと上野博士と一緒に居られるね♪

もう一つの目的地 乃木坂の国立新美術館で開催の「ルーヴル美術館展」へ その中でも名画「天文学者」がメインです 植物園からはタクシーにお世話になりました 地下鉄に乗ると難なく行けるのですが 靖国神社を通り抜けお濠の桜を眺め 半蔵門のユリノキ並木を眺め 安心楽々着きました

  

東京の話はながくなりますので・・・と言いつつ長くなりました

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三月末は農作業がボチボチ始まります まず苗箱に種を播くための準備の箱に土入れです

用土は一袋30キロ入っていて 約120袋を850箱に入れます 人力で・・・ のんびり マイペースで黙々と・・・ 東京行きを挟んで4日で終わりました 音楽を聴いたりラジオを聴いたり無理をしないで気楽にします 重い袋を持ったり重い箱を重ねたり そんなことを何十年も続けてきて仕事のおかげで?結構腕力がついて握力は49 自慢じゃないけど自慢です(笑) 握力49は男性でも強いそうです

写真の赤い小さなスコップで土を掬い箱に入れて摺り切ります 土を救う回数は無数で土は重く 長く続けると手首を傷めます それが慢性の腱鞘炎のようになりますので無理は禁物 長時間は遣らないようになりました 

  

この仕事場にはかわいいにぎやかな友達もいるんです つばめが作業をしている頭の上をにぎやかに鳴きながら飛び交います 温かい気候は気のせいではなくつばめの飛来が例年になく早かったことでもわかります 23日に第一陣の二羽 数日後また二羽来て これから何羽くらい来るでしょう 

去年の古い巣がいくつもあり そのどこに今年は巣を作ろうか相談しているように にぎやかなこと にぎやかなこと つばめは生まれて家に帰ってくると言いますが きっと自分が巣立った巣を見つけて壊れた部分をリフォームして子育てをするのかなと思うのです

4月からはめいっぱいスケジュールが立て混んでいます ハウスのビニールを張り 地面にはビニールを敷きます 種もみを目出しして 乾かしてそして種蒔き 電熱器で育苗して ハウスに並べます それを二回転します 同時進行で田んぼの準備 肥料散布 田んぼに水を入れて代掻きなどその仕事をしているとあっという間に4月半ばになってしまいます

里山歩きは続きに・・・   続きです

三月は山の陰や北向きの斜面には雪が積もっていることも多い地域なのに今年はほとんどない 夜のうちに降った雪が数センチ積もっても朝陽が射して昼には溶けてしまうということの繰り返しで雪の風景を楽しみたいわたしとしては少し物足りない それで家に籠って居るのはもったいなくて家に続いている裏山の里山歩きをしてみようと思い立ったのです

裏山といっても周囲数百メートルで高低差は10メートルくらい 杉林で杉の枯れ枝が落ちていたり篠竹が生えていたりで足元は良くない それを始めは3周 息切れがして足が上がらない 足を上げて歩かないと枯れ枝や藤の蔓に足を引っ掛けて転ぶこともある 数日後は5周 息切れはするけれど何とか歩ける 筋肉痛にはならないので無理はしていないらしいので毎日5周 できるときは朝夕2回 万歩計で歩数を数えると5周で3000歩 藪歩きと傾斜を上がり降りなので結構な運動量になっていると思う

足元の枯れ枝を拾い 篠竹を刈り 藤蔓を切り歩きやすくすると安全なのかもしれないけれど 道は困難の方がいい 綺麗に整備された道は安楽すぎて・・・なんてね(笑)

三月初めは花もなく緑もない冬枯れの感じの中に数日してセリバオウレンの白い花が目立ち始めた ツル竜胆の葉も緑のまま残っているのを見つけ 木蔦の幼木が枯れ葉の下で地を這って ツルマサキの小さな葉も濃い緑色で地を這っている 山を下りた湿地には清水が出ていてワサビの葉は青々と茂っています

 

この山には杉を植林する前に生えていたと思われるいろいろな木が杉の木の下に生えています ウリカエデ・ウリハダカエデ・ツノハシバミ・カエデとモミジ・チドリノキ・サワシバ・ミズキ・エゴノキ・マユミ・モミ・山椒・ウワミズザクラ・ガマズミ・ヤブデマリ・モミジ苺・朴の木・ヤマツツジ そして珍しいヒトツバカエデとミツデカエデもはえている シナノキの幼木もあり カエデやモミの幼木もたくさん生えています

そして 大きな収穫は初めての木や野草を見つけたこと こちらで見ることは叶わないと思っていたコウヤボウキらしい綿毛 春の芽吹きを見たら確信できると楽しみに期待 それとミヤマウズラ この草は常緑らしい 後日別な場所ではフッキ草という花も観られた 意外な初めての出会いは何時もある 山は期待感があり楽しいところです

三月も末になると春に向かい季節は進んでいることが目に見えてきます セリバオウレンの花は緑の実になり ツノハシバミの赤い冬芽は緑の葉を少し出して雄花も垂れて紅色の花を咲かせてる ウワミズザクラはいち早く葉を伸ばし始めた 藪椿も一気にたくさんの花を咲かせて華やかになり 一ッ葉楓の冬芽も膨らみ毛深い葉が見えてきて春を実感できてうれしい

ほとんど鳴き声を聞かなかったヤマガラなど時々にぎやかな囀りを聴かせてくれて でもまだうぐいすは鳴かないね カワラヒワ 時々カケス そして山鳩かな

31日 三月とは思えない初夏のような陽気に誘われて少し離れた山に出かけてみました そこにはキクザキイチゲが群生して河原の側に篠藪に石の間から笑顔を見せていました カタクリやユリワサビやスミレも多く ここには夏も秋も次々にいろいろな花を咲かせてくれます

渓流が流れて 多くの種類の木々が生えていて『樹のファイル』の木々はほとんどこの山の木の記録といえるもの この山に居ると鳥の声を聴き 風に吹かれて 小枝のざわめきや葉の揺れる音を聴き 空の色 雲の流れ 草の香りを感じ そんな時間を過ごしてほっとする場所なのです

季節は巡り 月も満ちてきました 

三月最後の朧な夕陽 そして例年より1週間ぐらい早く3月に咲き始めたヤシオツツジとフサザクラです

    

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30日夜に懐かしい歌番組で ビリー・ジョエルの若いころの映像で ♪Honesty を聴きました             リンクした映像は現在に近いビリージョエル

ビリージョエルは年齢を重ねた今が魅力的です 若い時も素敵だったと思いますが 年齢を重ねるごとにその生き方が表情に現れているような・・・  そういう充実した生き方ができたら 老いることも悲観しているばかりでなく希望が持てるような気がします そういう活力をくれるのもアーティストの存在の意味と曲の力のように思います

「誠実」を見つけることはとても難しい・・・と 曲で歌われる ほんとうに誠実を貫こうとすることはとても難しい 自分も誠実でありたい 相手にも誠実を求めたい 

「誠実」な人に出会うことも信じられる 誠実で応えてくれる人に出会えたならそれは最上の幸運

そんな春の日の雑感   

4月も2日になりました 雪に埋もれていた種もお日さまに温められて芽を出し花開く季節です  

長々と・・・ いろいろ・・・ でした♪