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 つれづれ花64 寒い晩夏 大洪水 2015年9月10日

今年の夏は暑さが異常で 秋になっても長く残暑が続くという予想も大きく外れお盆のころから急に気温が下がり寒いくらいで雨続きの毎日になりました

もうずいぶんの間晴れ間もなく 毎日毎日雨が降っています

猛暑は4月から真夏日が始まり 5月6月7月は日本全国猛暑日熱帯夜が続きました 

月も8月2日に満月の十六夜を観てから 欠けていく月も 新月を過ぎて満ちてくる月も観ることもなく やっと星空と月が観えたのはひと月以上も経った満月も十五夜も十六夜も過ぎて欠けて見える月齢18日の立待月でした そしてまたその後も雨続き

そのくらい太陽の陽射しも月も星も見えない昼も夜も雨続きの日々に「天岩戸はいつ開くの〜」って叫びたい気分でした

そして 今回台風18号の影響でまたまた大洪水の甚大な被害が出てしまいました

中部地方の静岡県愛知県に大雨の被害を齎したあと 関東甲信越東北方面に北上してきました 動きが遅く同じ地域に雨雲が停滞しているため被害も大きくなっています

栃木県は県南の小山市 鹿沼市 足利市 宇都宮市のほか 北部の日光市にも大雨が降り続きました 9日から10日も大雨が降り続き50年に一度の大雨の予報は的中し県内の河川は大洪水で堤防から堤防まで河川敷も川幅全体に危険水域まで水位が上がっています

那珂川の静かな渓流の風景(写真左)と 10日12時57分早朝ごろ水量が減り(中)倒された葦(右)が見えています 最大量の時は向こう岸まで川幅いっぱいに濁流が流れていたのです (ここは那珂川の源流に近いところ)

  

10日午後2時59分 まだまだ濁流は流れ続けています 9日の昼から夜中も朝も 10日の昼になってもまだまだ 長時間このような水が方々の川から流れこむのですから大きな河川が平野部付近にどれほど増水するか想像するだけでも恐ろしいです 

写真中央の橋から見た穏やかな那珂川の風景は那須高原大橋から上流方向を眺望 濁流の写真左は上流方向 写真右が下流方向 見える橋は那須高原大橋

  

広いはずの河川敷も堤防幅いっぱいに水が流れ水没して一面の濁流です 何処の川も同じですが普段は那珂川や鬼怒川の河川敷は公園や畑に利用されたり 野球場やゴルフ場やサッカー場が作られ市民の憩いの場になっています 今回はすべて濁流の中 無残な姿です

10日午後1時40分ごろ茨城県常総市を流れる鬼怒川の堤防が決壊しました 濁流が住宅地に流れ込む映像 住宅や大きな樹木が倒壊して流されている様子 ベランダに出たり屋根の上で救助を求める人 救助を求めている間にも家が流される様子 ヘリコプターで救助される様子をただ唖然とテレビのニュース映像を見ています

大きな市街地が呑み込まれて一帯が一面の濁流一色 甚大な被害 無残です 画像はNHKニュース映像よりお借りしました

山の上流から低い方へ流れる水 まだまだ濁流は減ることもなく大洪水のまま自然の流れのまま低い地域に溜まり続けます この水が引くのは何時でしょう 水が引いた後の片付けや復旧はどれほどの労力と時間がかかるのでしょう

忍耐と努力と希望をもって復旧することを願っています 復旧の大変さは他人ごとではない経験があり その時の雨の音が今でもトラウマになっているような気がします

10数年前に突然の空前の大雨による「那須水害」がありました その時は60年に一度と言われる短時間に予想もしない集中豪雨でした 

予測もなしに激甚水害が起こりました 平穏な那須の余笹川にまさかの大水害です 山沿いに短時間に900ミリという記録的な集中豪雨 同じ那須町の下流域は雨は降っていなくて 突然の避難警告も下流域付近に住んでいる方たちは意味も解らなかったそうです 

夜を通して強く降り続く大きな雨の音に不安はありましたが 町内の川でそんなことが起きているとはつゆ知らず朝のニュースを観て余笹川の氾濫を知りました まして実家は国道沿いの平地 近くの川は小さな川ですから氾濫しても大きな被害になるなんて想像もしませんでした けれど被害を受けているテレビのニュース映像を見ていてワンシーンが実家付近だと気付いたときは驚きました 

原因は川を流れてきた倒木やごみが林に引っ掛かりダムのようになりそれが一気に決壊して大洪水を起こしたそうです 小さな川でも油断は禁物ですね

 

8月末は晩夏とはいえ最高気温が16度という日もありストーブを点けました 

水稲の生育も5月初めの田植えから好天が続き生育も順調で出穂も平年より10日ぐらい早く 今年の稲刈りは収量も多く10日ぐらい早く終わりそうだね なんて 会う人との挨拶はそんな話でした

ところがこの雨続き・・・ 実りは不安 太陽の陽射しがないのですから登熟は見込めないよう 先のことは解らない 自然相手のことは思いがけないことが起こり見通しがたたないものですね

今年初めて見た野草はれいじんそう(伶人草) 林の中に大きな葉を春から観ていて成長するに従いトリカブトとは少し違うと想っていました 茎が伸びて先に蕾ができてきて 9月6日に観に行きますと開花は未だですがずいぶん膨らんでピンクを帯びていました 何という花か名前が知りたくて調べました きっとトリカブトの仲間だろうと・・・ そして伶人草とわかりました

     

心配は その伶人草がどうなっているか・・・ 川の縁に生えているのです 今回の大雨でそこまで水が乗って流されてしまったのではないかと気になっています (9月12日開花写真追加)

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追記 大洪水の後水が退いたと思い9月12日伶人草が開花したかどうか観に行きました 川べりの2株は水際ぎりぎりで流されずに残っていましたが蕾はごみに埋まっていました 開花を写した2株は1メートルくらい中なので無事に花を咲かせました 少し下流にたくさん花を付けていた吊り舟草は増水の激流に飲み込まれて痛ましい姿になってしまいました 6日に写した吊り舟草は山の渓流でのびのびとたくさん花を咲かせていたのに・・・

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そして春に見つけたミヤマウズラ 花が咲いたかと行ってみましたがすっかり終わっていました 7月の半ばに観たままでそれ過ぎはしばらく行かなかったので仕方ないですね

そして・・・べにばなぼろぎく(紅花襤褸菊) 9月1日 やんごとなき用事で出かけた県央部の山際で手を洗おうとして水道の蛇口をひねりふっと横を向くと見かけない花が・・・ ん?♪ あかね雲のフィールド県北には観られない ここで偶然に観られたことはラッキー! うれしいことでした

 

そして そして またまた偶然の出会い 9月7日雨の降りしきる道沿いに見つけた真っ白な花の塊 街の近くの空き地に真っ白に咲いている 行きは時間の約束があり先を急いでいたので後ろ髪惹かれながら通り過ぎ・・・ もう少し行くと今度は田園地帯にまた真っ白な花の塊 ん!ん! きっとせんにんそう(仙人草)に違いないとひらめいた 似ているぼたんづる(牡丹蔓)は緑がかった白い花だから そのぼたんづるよりもっとより白く見えるからきっとせんにんそうに違いない

それでも初めて見るせんにんそうとは自信がないけれど帰り道に期待を込めて・・・ 雨の中 車を止めて花を写しました 背中はずぶぬれ カメラを濡らさないようにだけ気を使い 後悔の無いように何枚も何枚も・・・ きっと道行く車はよほどの変人と観たでしょうね 雨の中ですから(笑)♪

  

そんなこんな 寒い8月と9月初めの雨ばかり続く日々のうれしい初めての花との出会いでした♪

雨上がりの後はまた夏日の残暑が戻るとか・・・ 被災地の 家もなく跡形だけの我が家の前に立った時の絶望感 水浸しの家 泥だらけの家に青空はあまりにも悲しい 雨が過ぎた後の太陽の陽射しはあまりにも恨めしい

今回のような突然の災害 2011年の大震災 原発事故 予期せぬ事故 楽しい最中の悲劇 交通事故 突発的な災難 などある日突然身に起こる不幸な出来事があります

自分の身に起こることなど誰も想像もしない 明日? 一時間後? 数分後? 一歩先? 何があるかわからない それは誰にも起こり得ること

被災者の方の1日も早い心も家も復興しますように 心よりお祈りいたします