つれづれ花51 いつか行く道    2014年6月9日
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つれづれ花 エントランス
5月末から6月3日まで真夏のような暑い日が続きました 北海道でも真夏日というのですから驚きです でもこの時期そのような湿度のない爽やかな晴れの日は牧草の収穫作業には恵みのお天気なのです どんな高価な宝石にも匹敵するこの風景です

観光と稲作と酪農と和牛飼育など農業が共存する那須高原では牧草ロールの風景は風物詩です 高原のところどころに点在する広い牧草地 草が刈られて 陽に干された青草はお日様のいい香り その香りが辺り一帯に漂います 青い空 広い風景 遠い山並み 青い山脈 こんなところで仕事ができるのは気持ちがいい でも農業は汗をかいて労力がかかり 汚れるのが辛いですね

一日働いて仕事が終わりたっぷりお湯を張ったお風呂に入る快感は格別 あ〜あ極楽 極楽(笑) 本当に極楽気分です 汗や汚れの仕事具合によっては一日2〜3回入浴します・・・よ♪

ロールにした牧草はラッピングマシーンでラップします 刈り→反転乾草→畝つくり→ロール→ラッピングの作業を圃場ごとに一日ずらして繰り返します この作業が終わると梅雨入りです                 3月末から田植えの準備を始め 田植えを終えるのが5月初旬 5月中旬は菜園に夏野菜を植え 5月末から牧草の収穫作業を始め 牧草の作業を終えると春の農作業は一段落 梅雨の間しばらくはのんびり休息の日々です

一日の作業を終えて帰るころは夕陽が遠い山に沈んで行きます この風景 一日のご褒美 贅沢な時間 この時間があるから一日頑張れるような晴れやかさ

カッコウの初鳴きが聴こえ ホオジロが鳴いて うぐいす ホトトギスも・・・ 自然いっぱい 

各地今年は例年より数日早く梅雨入りしました 

8日 友人に誘われていて 草笛光子さんの舞台公演を観に行きました 

ライフワークにされているという 「6週間のダンスレッスン」 です

友人二人は私より5〜6歳年上 草笛光子さんは御年80歳だそうです 継続は力なりと言いますが 松竹歌劇団で長年の踊りのキャリア 実生活でもずっと続けられているのだろうダンスレッスン その努力があるからこの年齢で脚力も筋力も必要な二時間半の舞台が務まるのでしょう

実はこの舞台公演の内容もテーマもまるで予備知識はありませんでした 再演に再演で長く続いていることもまるで知りませんでした なのであまり気が進まず 友人と久しぶりに会い食事とおしゃべりができることの方が楽しみでした けれどそれは無知ゆえの本当に申し訳ない意識でした

舞台公演の内容は 夫に死別した72歳の女性の生きた軌跡と命の終わり際に素晴らしい出会いがあり 輝いて心ときめき 満ち足りた安らぎを得て悔いのない日々を生きる という物語です                       6週間のダンスレッスンを受ける申し込みをした高齢の女性 ダンスの基礎はできている設定です 若いダンス教師との軽妙な掛け合いしゃれた会話ブラックジョークそして心通わせる                  牧師の夫とは娘の不幸な死によって心の交流のないまま結婚生活を続け 教師の資格を取り教師となり溝は埋まらないまま6年前に夫を見送る 一人暮らしの不安と悲哀も語る                   老いてくる哀しみ 病気が見つかりもう長くはない命の先が見えてそれを受け入れる苦しみ 青年の言葉が心に残る 「若い人もいつかは老いて死んでいく その順番を待っているのだ」と

美しく若いことが心の支えであったけれど 気付いたらもう老いている自分 それを認めて それでもまだ心の奥に燃えている女としての情熱 その女であることが誇り だから余計に老いていることが切なくて苦しくて哀しい その気持ちが痛いほどわかります

もう若くはないことを認め始めたわたしですが それでもまだこの主人公の女性よりは若い まだ女として観てもらえる可能性もあります 女として観てくださる方がいてくれたならその方に感謝です まだ女・・・という想いは持ち続けたい けれど この女性の年代70代になったなら自分の若い意識とは関係なくもう世間が老女という枠で観るでしょう

若いまま命が亡くならない限り 老女になるその日が来るのは確実で この主人公の心理はわたしにも 『いつか行く道』 なのです

その『いつか行く道』への心構えと 人生にはいつも 希望を与えてくれる人との楽しい出会いがあることを教えてくれたようなこの舞台公演でした

何でも無駄なものはない そこに導かれて行くのもそれが必要だから そう確信した一日でした

昨年3月 京都一人旅から帰って間もなく膝の痛みに見舞われ それが膝関節症になり 8月に手術を受けました 膝関節症には大きく分けて3段階あります 初期・中期・後期 です

初期は筋力運動やサプリメントも効果的でしょう 後期は人工関節置換手術が一般的です 

中期には 膝に水が溜まり腫れて膝の曲げ伸ばしも正座も苦になります 歩くたびに激しい痛みがあり苦痛です 膝軟骨もすり減り始めます それを改善するには手術を受けるのがいいです もう自然に治癒することはないことを自覚しないとならない時期です

国立病院機構 宇都宮病院を受診する幸運に恵まれ 「骨切り術」 という手術に出会いました 1年〜2年は大事を保ち無理はできないですが 自分の膝で自然に限りなく近い動きができて 正座も可能です  

今回右膝でしたが 2003年に左膝の「骨切り術」を受けて 手術したことも忘れるほどです その頼れる左膝があるから今回の右膝も不安なく手術を受けることができました 

9日 定期検診の時主治医の先生からお話をされました 6月18日水曜日NHK「ためして ガッテン」より軟骨や膝関節について取材を受けたのでこの 『骨切り術』について放送があるということです

多くの膝の痛みに悩んでいる方にこのテレビの放送を観ていただきたいです そして 痛みの苦しみから解放される方法を見つけていただきたいです 我慢強さも必要な時もありますが 痛みは我慢しないでください 誰にもわからない自分だけ苦しまないで どうかご自愛ください

手術をして痛みを取ったならまた仕事もできます 入院期間は自分へのこれまでの苦労へのご褒美の休みの期間だと思ってください 手術をされる方はみなさん同じで 労力を惜しまずに働いた方たちです その心情は理解しあえますので入院も楽しいです 楽しいといえば不謹慎のようですが「希望の手術」ですので皆さん明るいですよ

わたしのこのような経験をお話しするのは躊躇うこともありました まだイメージ的に杖を付くことが恥ずかしいです でも 体験者です 体験者の語れることもあるのではないかとこうして書かせていただきました

6週間入院後 

退院の時は杖を附き ガッチリと補助をしてカバーする装具を付けています

退院後間もなく仕事復帰 車の運転や軽作業は可能です
11月 普段の動きはいいですが術後半年は安全に心がけて装具を着装しています 5月で術後9か月 東京の植物園散策に行きました 長時間歩くことを考えて杖を持参 助かりました
少しヒールの高い靴も履けるようになりますよ♪