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  つれづれ花58  青文字と確定申告
二月はあっという間に過ぎてしまったような気がします 若い頃は未来が永遠に続くと信じて疑うことも知らなかった 命の時間に限りがあるなどとは実感しないから時が瞬く間に過ぎてしまうなどと感じなかったのでしょうね

昔 おばあちゃんが 「日が経つのが早すぎる・・・」と 口癖のように言っていたのを思い出します その頃はおばあちゃんの心情など考えもしないで聞き流していました 当時おばあちゃんはとても年老いて見えましたが歳を数えてみると50代でした 50代であんなに老いて見えたことが不思議

おばあちゃんは5人の子供を産み育て 長女である母に家を継ぐことにして実の娘と一生暮らせたことは幸せだったのかもしれない おかげでわたしはどこの家でも有りがちな嫁と姑の確執を知らずに過ぎたのですが おばあちゃんは嫁の時には辛い経験者をしたようです 世の柵(しがらみ)に縛られて封建的な農村で生きて ふっと立ち止まって振り返り 生きてきた想い出を辿り これから残された限られた命の時間を想うとき時間の過ぎゆく速さを実感していたのだろう・・・と 今ならその心情を少しは察することもできるような気がします

おばあちゃんを偲ぶとき おばあちゃんがいて 母がいて わたしが居て 娘がいて 孫がいる そんなことを想う日々 食べ物もおふくろの味と言いますが 男性は生まれてから食べ続けた母の味を覚えてる 奥さんに自分の母の味の料理を求める けれど 女性の母の味はやはり生まれ育った実家の味を覚えている それなので女性は結婚して婚家の味を繋ぐのではなく 自身の母の味を繋ぐように理解しています

先日 娘の家に行き五目ご飯を作りました そしたら娘が「わたしの作る料理は 特に煮物の味はお母さんの味なんだよね 夫もわたしの味に馴染んでいるので美味しいと言って食べてくれるよ」 と言うんです それは女系で受け継がれる味と言えるのでしょう 味覚のDNAかもしれませんね

「二月は逃げる 三月は去る」 という言葉からいろいろ想い出が広がってしまいます(笑)♪

二月は 青文字という木の花の実物を初めて観ることができました 早春の木の花として活け花で使われるということで花屋さんに行けばあるかもしれないと一月末に尋ねてみました そしたらまだ時期が早いので入荷が少なくてありませんでした 次の週 その数日後と何度か通い 入荷がないということで諦めました それでも花屋さんもお客のニーズに応えられないというのは花屋の沽券にかかわるという心情からか業界の特別ルートで見つけてくださいました

数日後 入荷するという日に出かけて遂に憧れの青文字の可愛い蕾に会うことができました

家に帰り花瓶に4カ所に分けて活けました 一本ずつリビングと玄関  二本ずつ 客間の二か所に

固い蕾もいつも暖房をしているリビングは数日で蕾が膨らんできました 一本の枝も小枝によって開花の早い部分とまだまだ膨らまない部分とずいぶん違いがあります

二月半ばには葉芽も少し展開 花も丸い花びらがふっくら膨らんで 中にはまた小さな花がいくつか含まれているような・・・ 小さな花なのでよく見られない 開いた花から雄蕊と雌蕊もたくさん見えるようになりました 一日一日 少しずつ開花していく青文字と過ごす日々のうれしさ

けれど 毎年春を迎える前のこの時期に必ず遣らなければならない面倒なことがあるんです 確定申告の集計です 昔から数字が苦手で数字を見るのは苦痛なのですが・・・

一年一度苦手な数字を与えて頭の体操をするように神様からの試練なのでしょうか 

数字が苦手ということはで数字を観ていると頭が痛くなってすぐ眠くなってしまいます 困りますね 同じパソコンに向かうにもHPや写真の整理などは何時間でも続けていられるのにね そんな頭の疲れを癒してくれた青文字の花 可愛い花 やさしい色の透き通るような花

確定申告の集計は専用の簿記ソフトをパソコンにインストールします ソフトは2万5千円 毎年バージョンアップして最新版はその都度料金を払うと手に入りますがそれほど高性能の機能には着いて行けないので基本バージョンがわたしにはちょうどいい やはりシンプル・イズ・ベストです♪

1、農園情報 2、会計年度 3、部門を設定  そして科目設定 勘定設定 取引先入力 もう何年も同じことをしているのに初めは戸惑いと打ち込み間違いばかり  文字一字間違うだけでも集計が別になってしまいます 科目や部門も日付も間違わないように注意しながら部門別に仕分けした領収書と入金や支出金の書類と通帳の記帳の数字を打ち込みます

部門ごと 科目ごと 支出ごと 収入ごと 一年の収支計算表もパソコンが計算してくれますのでそれは楽です さすがパソコンと簿記ソフトは優れものですね

ところが ところが 面倒はこれから 自営ですので 育成費と棚卸しと減価償却の計算があります 

子牛と親牛の飼料費 保健衛生費 種苗費 元畜費 を計算し 一頭ごとの育成月数で育成費用を棚卸をします 本年度に生まれて本年度に売る子牛は経費で 前年度に生まれて本年度に売る牛は期首に 本年度に生まれて来年度に売る牛は期末に記入します

機械などの減価償却もです トラクター4台 トラック2台 稲作用作業機 コンバインや玄米機 牧草用作業機いろいろ なんと親牛も一頭ごとに減価償却するんですよ

機械は維持費も購入費も大きな負担ですがそれぞれの作業に必要な機械がないと農作業ができません 収支は儲けがないけれど 仕事をして身体を動かしているのは健康の素 稲作も牛飼いも健康維持のためだと思えば作業機は健康器具ですね とても高い健康器具ですが(笑)

なんとか無事集計が終わり 予定日に確定申告を提出  ほっ! 納税は国民の義務です その役目を終えて清々しい気分もありますが もっと簡単にできたらいいのに・・・ね

ほっとした2月末 青文字の花も満開になりました 気苦労で大変なこの時期を共に過ごして 見事に咲いてくれた青文字の花 

ありがとう 一度は観たいと思っても北関東に自生は無いらしく関東南部の植物園や公園なら植栽があるかもしれないけれど どこにあるのかもわからない そして巡り会えた青文字の花

ここに咲いてくれてありがとう わたしの家に来てくれてありがとう

2月25日の花の様子   追加 3月14日  追加 3月22日 この後挿し木にします

三月になりました

空き地には緑色の葉の芽生えはまだハコベが少しだけ オオイヌノフグリもロゼットで枯れ葉の多い中に小さな蕾がちらほら 星の瞳の青い花ももうすぐ咲いてくれるかな・・・

数年前まで見られなかったヒメオドリコソウも観られるようになり三月末には牧草地に咲いてくる 野原にはイヌナズナ タンポポ ホトケノザ 林の樹下にはアズマイチゲやカタクリも咲き始めるでしょう

庭には フクジュソウ ショウジョウバカマ シュンラン カタクリ エンレイソウ スイセン ムスカリ サフラン が順々に咲いてきて・・・ そうそう 雑草と言われるハコベもムラサキケマンもオオイヌノフグリもナズナもうちの庭にはたくさん生えていて大切な庭の花です

雪解けや霜柱の畑に雑草と言われるハコベ・カタバミ・スズメノカタビラ・タチカモジ・イヌナズナ・ナズナ・ツメクサ・ホトケノザが春を感じて抜くのも大変なくらい強く根を張っている ハコベのみずみずしい緑の葉が萌えてむしり取ろうとすると青臭い緑の香りがとても薫る これから葉を茂らせ花を咲かそうとしているのにむしり取ってしまうのは心苦しい 「ごめんね」と草の一本一株に声をかけて引き抜く

畑の草たちも春を待ち侘びてこれから陽射しを受けて伸びようとしているのに申し訳ない思いです

うららかな弥生三月 早くも半ばには遠く南から桜の花だよりも聴かれるでしょう 

時が過ぎるのは早いけれど 一日 一日を 花を見て 木の芽吹きを見て 鳥のさえずりを聴いて 風の香りを味わいながら 心はのんびり ゆっくり 自然の中で過ごせる喜びを謳歌していきたい