山野草  8月  晩夏 トップページへ        山野草 早春へ  
暑い夏も盛りの頃 花たちは一足早く秋を感じています 8月初めの立秋を過ぎて 咲く花も観れば秋模様 昼下がりに吹く涼風にも秋の気配がしています                                             
おとこえし 男郎花 Patrinia villosa 
おみなえし 女郎花 Patrinia scabiosaefolia     お盆に供える野の花の代表                          おみなえし・ききょう・われもこう・みそはぎはお盆のころに咲き庭に咲く花とともにお墓参りやお盆の仏壇にお供えしてご先祖様をお迎えします
野菊  野に自生する植物で菊に見えるもの総称 約350種ある 「野菊いろいろ」ページへ
ヨメナ・嫁菜 は西日本に咲きます

カントウヨメナ・関東嫁菜は関東以北に咲きます         葉の切れ込みは花の近くは浅く茎の近くは深い                     

ユウガギク・優雅菊は葉の切れ込みは深く細く 咲く時期もカントウヨメナより早く7月末に咲き始めます                       

ノコンギク・野紺菊は特に蕾が紫色 花序や葉に細かい毛がある 葉はざらつく

カントウヨメナ 関東嫁菜  Kalimeris pseudoyomena
ピンクな野菊 2014年9月 ノコンギクに近いカントウヨメナとの交雑種と思われるが不明
ユウガギク 優雅菊 Kalimeris pinnatifida  名の通り繊細な優雅な野菊
シロヨメナ 白嫁菜 Aster ageratoides forma leucanthus   別名ヤマシロギク     田舎菊に似る 田舎菊は葉が茎を抱き 白嫁菜は葉柄がないものとあるものがある 葉脈が目立つ 花は白 紫 ピンクなど色幅がある 林の縁に咲いているのは目を惹き美しい
イナカギク 田舎菊 Aster ageratoides      別名ヤマシロギク 山白菊 分布は東海以西とされ画像は「私の花図鑑」「いなかぎく」 でご覧ください 

毛が多く白くざらつく細長い葉が茎を抱く 白嫁菜の別名も山白菊と言われるためこちらを田舎菊と呼ぶ

ノコンギク 野紺菊 Aster ageratoides 
シラヤマギク 白山菊 Aster scaber   根元付近の葉は大きく葉柄に翼があり葉柄が長い 舌状花は少ない
ゴマナ 胡麻菜 Aster glehni  川の辺りや湿地に生えています草丈は1.5メートルぐらい  花びらが2〜3枚ずつ寄っています きおん 黄苑  Senesio nemorensis       日光小田代が原湿原(ラムサール条約指定湿原)にて
ひめむかしよもぎ 姫昔蓬   Erigeron canadensis 2メートルくらいの背丈
べにばなぼろぎく 紅花襤褸菊  Fire weed, Cacalia crepidioides のぼろぎく 野襤褸菊         Senecio vulgaris, Groundsel だんどぼろぎく 段戸襤褸菊Erechtites hieracifolia      全体
くるまばな 車花  Clinopodium chinense
みやまとうばな 深山塔花Clinopodium sachalinense       いぬとうばな 犬塔花Clinopodium micranthum とうばな 塔花   Clinopodium gracile にがくさ 苦草    Teucrium japonicum
ひめじそ 姫紫蘇 Mosla dianthera   茎・葉柄・花柄に毛が少ない 茎は角ばっている 葉の鋸歯は4〜6対 葉の形はひし形のよう 萼片の反りは鈍い
やまじそ 山紫蘇 Mosla japonica  希少種
いぬこうじゅ 犬香じゅ Mosla punctulata  ひめじそとよく似ていて見分けが難しい 茎・葉柄・花柄の毛が多い 葉の鋸歯が多い 萼片の反りが鋭い 葉は基部から中央が幅広 先が細い
あわ 粟  Setaria italica  日本最古の穀物 原型はエノコログサ 石器時代に伝来し縄文時代には栽培されていた 米の栽培より早い 癖がなく風味が淡いことから あわい→あわ
うるち粟ともち粟がある 近くの休耕田に目立つ大きな穂を観ていて「何だろう・・・」と思っていました 8月27日持ち主にお願いして写真に写しました これは何ですかと尋ねましたら「粟だよ」ということです 休耕田で飼料として栽培されています
チジミザサ 縮み笹 Oplismenus undulatifolius 
こしひかり 稲 Oryza sativa L.
花粉の受粉可能時間はわずか3時間
ちからしば 力芝  Pennisetum alopecuroides 
すずめのひえ 雀の稗 Paspalum thunbergii
けいぬびえ 毛犬稗             Echinochloa crusgalli var. aristata ひえ 稗  Echinochloa crus-galli 
やのねぐさ 矢の根草 Persicaria nipponensis
うなぎつかみに似るが画像はまだ写していない
みぞそば 溝蕎麦 Polygonum thunbergii
あきのうなぎつかみ 秋の鰻掴み Polygonum sagittaum 葉は矢じり型で茎を抱くような形 茎に棘がある うなぎつかみは夏に咲く 細葉鰻掴みは葉が細い 似ている継子の尻拭いは葉が三角で茎に棘がある
たにそば 谷蕎麦 Persicaria nepalense  葉は深い心形で三角 茎を抱く 花は半開きのまま 茎が紅い 葉は8月末に紅葉始める
はしかぐさ 麻疹草   Hedyotis lindleyana いぼくさ 疣草  Murdannia keisak     この草の汁でいぼを取り除くことが出来るから ウマゴヤシ 馬肥やし Medicago polymorpha ほそばのよつばむぐら      Galium trifidum var. brevipedunculatum
やはずそう 矢筈草 Kummerovia striata       葉をちぎると矢羽の矢筈(和裁の手ばさみ)の形に切れるから いといぬのひげ 糸犬の髭   Eriocaulon dscemfloum Maxim.
ねなしかずら 根無し葛 Cuscuta japonica ねこはぎ 猫萩Lespedeza pilosa めどはぎ 目処萩   Lespedeza cuneata
やぶみょうが 藪茗荷 Pollia japonica
こまくさ 駒草   Dicentra peregrin 高山の礫場に生える
とちばにんじん 栃葉人参 Panax japonica  そうししよう 相思子様人参Panax japonicus C. A. Meyer f. dicrocarpus
さらしなしょうま 更科升麻 Cimicifuga simplex 
おおばしょうま 大葉升麻 Cimicifuga japonica つるにんじん 蔓人参 Codonopsis lanceolata 
きっこうはぐま  亀甲白熊 Ainsliaea apiculata   花は10月ごろ 花径1センチぐらい 雌蕊が3本見えて3個の花で一つの花を形成 葉が亀甲の形をしていることから 杉の林などやや湿った樹下に生える
おくもみじはぐま きっこうはぐまのページ
おくもみじはぐま 奥紅葉白熊 Ainsliaea acerifolia var. subapoda  もみじはぐまは葉の切れが深い  
きつりふね 黄釣舟 Impatiens nolitangere      日本全国に分布 少し高地の湿ったところを好む 2015年追加
つりふねそう 吊り舟草 Impatiens textori          
ふしぐろせんのう 節黒仙翁 Lychnis miqueliana ほそばきりんそう細葉麒麟草Sedum aizoon L あかばな 赤花 Epilobium pyrricholophum        8月〜9月低湿地帯に咲きます 沖縄以外の全国に分布
つるりんどう 蔓竜胆 Tripterospermum japonicum 

林の中に腐葉土に蔓を伸ばしながら根を張り花を咲かせます 遠い昔 晩秋の雑木林の中で落ち葉さらいをするのが父と母のその季節の仕事でした 落ち葉は葉タバコ栽培のたい肥として利用します 父母の仕事に雑木林についていくのが幼いころのわたしの楽しみ 雑木林にいるのが好きだった 一日中居ても飽きなかった 父と母と一日中居られるのがうれしかった その足元に見つけた紅い実 それは蔓竜胆の実でした 

2014年11月16日 紅い果実をこんなにたくさん見つけて感激 

ふじかんぞう 藤甘草 Desmodium oldhamii 種は2室で盗人萩によく似ているが大きい
あれちぬすびとはぎ 荒地盗人萩 Desmodium paniculatum ぬすびとはぎより葉は細長く花が大きい ぬすびとはぎの果実は2室 あれちぬすびとはぎの果実は5室ある
くずふじ 葛藤 Pueraria lobata  この根からくず餅やくず湯の原料のくず粉をとる
最近感じること 葛の蔓がはびこり葛の葉が木々や野原を覆っている風景が目立ちます 花は赤紫で美しいと心惹かれ 美しい花がたくさん咲くのはうれしいことなのですが・・・ この一面葛の下の野草や木は太陽の陽射しを遮られ絶えてしまうでしょう 葛の蔓はとても丈夫で紐やロープのように物を束ねるのに使う貴重な資材でした が 今はもう手間をかけて採取することもなくなりました 蔓を木に絡ませ木を覆い 野山を這い一帯を覆い尽くし山地を征服するような勢いで あと数年したら木々の山の風景も変わり里山の植物生態系も変わるでしょう・・・ね 
山野草9月へ