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   母と高野山二人旅  2005年12月
祖父は熱心な真言宗の信者でした  子供の頃から朝お仏壇の前で毎朝お経を唱える声が目覚ましでした 当然のように母も仏への帰依と信仰を受け継いでいます 母は家の跡継ぎ娘でした そしてわたしも祖父と母の影響を受けて育ちましたせいか仏様にいつも親近感があります そして出会った東寺の西院両界曼荼羅です
両界曼荼羅図                     (伝真言院曼荼羅)
人は何かと出会うことで考え方も生き方も変わります     それが人であったり本であったり物であったり映画であったり言葉であったり そのきっかけはさまざまですが一生の中で自分を変えるほどのものに出会えたとしたらそれ以上の幸運はないと思います  

私にとって この曼荼羅図を目にした瞬間から私の生き方・人生観が大きく変わりました (宗教的にではありませんので誤解のないようににお願いします) 中世の歴史への興味 古典文学や古典絵画・絵巻物の成り立ちを学ぶきっかけになり 東京国立博物館の会員になり新幹線で通いました  国宝を訪ねて京都・奈良へ一人で旅する勇気も授かりました                             千何百年も前に描かれたこの絵の鮮やかさはそれほどまでに衝撃的でした 

真言宗の総本山東寺
唐から帰った空海は嵯峨天皇より東寺を下賜されました 東寺は平安京の入り口羅生門をはさんで西と東に対に建てられた東側のお寺    正式名称は教王護国寺 国宝五重塔

京都に行った時は必ず訪ねます これまで5回 半日ゆっくり時間をかけて散策します 講堂内陣には仏像を配して立体曼荼羅が表現されています  毎月21日には弘法市が開かれ境内いっぱいに骨董品や古布などを扱う露天が並びます 年代物のかんざしを買いました

そして・・・高野山へ
新幹線から見る富士山 今日は満面の笑みでした
2005年12月 母と二人で訪ねた高野山              紅葉が見ごろのとてもいい時期でした 東北・東海道新幹線を乗り継ぎ 大阪から南海電車・特急高野そして高野山ケーブルで山頂駅へ  

宿坊に二泊して心行くまで散策できました   霊宝館は必見 高野山の多くの子院の寺宝が収められています   

朱色の塔・根本中堂内の柱に描かれた仏画の美しさは本当にすばらしくて比類稀です 母はこれまでに三度 お寺の講中で高野山参拝に来ましたが四度目で根本中堂内の仏画に初めてお目にかかったと感激していました 日本画家堂本印象画伯が描かれました

母も今はすっかり足腰が弱りました あの時思い切って出かけて良かった 

六字の鐘       金剛峰寺 
母との思い出の写真です 
宿坊の精進料理は 住職の奥様と息子さんの心のこもった手作りのお料理でした          二泊の夕食2回 朝食2回 すべて同じものはなくお手数をおかけしました             心より感謝していただきました

二日目 8時から12時まで 案内の方をお願いしました 

宿坊に車で迎えに来てくださり 奥の院を丁寧に案内していただきました           杉木立 お墓の並ぶ静寂さ 巡礼の方たちにもお会いしました
金剛峰寺と母と案内の方    3日目は自由散策 霊宝館前の紅葉と銀杏の木

美しい多宝塔    

ケーブルから見る紅葉の山々
3泊目大阪天王寺 都ホテルからの夕陽と夜景

都ホテルの部屋はスィートでした 広くて母と二人ではもったいない感じでした

4日目は地下鉄御堂筋線→新大阪へ 新幹線で東京に昼ごろ着き 高齢者に人気のおばあちゃんの原宿巣鴨とげぬき地蔵に参拝に行きました             

洗い観音があり身体の具合悪いところをタオルで擦ります とげぬき地蔵の謂れ 紙縒りを飲み込むおまじないもあります

この時の母はまだ個人の自由のきく旅は出来ましたが いまは歩くのも不自由になりディサービスに週3日お世話になっています 母とは北海道の道東方面4日間も行きましたがこの旅が母と二人の最期の思い出の旅になりました

弘法大師伝絵巻 
東京神田 有名な古書街  ついに出会えた弘法大師絵伝                   古書ながら15,000円  立派な本です その値段の価値あります         

弘法大師の生涯を学ぶには必要な本です 迷わず買い求めました が 大きくて厚みがあり重たくて持ち歩くのが大変でした

2011年7月20日より9月25日(日曜日) まで 上野東京国立博物館にて    『空海と密教美術展』 が開催されています

是非 観覧して来たいと思いますのでまたご報告させていただきます             8月2日に観覧のこと 博物館のページにアップさせていただきました

   那須の里山花図鑑