バッコヤナギ 婆っこ柳  2016年5月9日        トップページ              つれづれ花エントランス        旅のページ               山野草3月4月           木の花早春             木の実                   草の実
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バッコヤナギ  Salix bakko  ヤナギ科ヤナギ属   

北海道 本州の近畿以北 四国 九州 の乾燥した山地

別名 やまねこやなぎ さるやなぎ 雌雄異株

雌花序は長く9センチくらいになる 子房に柄があるのが特徴  雄花序は4センチくらい 

果実はさく果 熟すと2裂して綿毛になり種を飛ばす

葉は互生 楕円形から長楕円形 波型の鋸歯  葉表裏とも毛が多く 葉脈は凹む 

成木の1センチくらいの小枝に明瞭な隆起条がある 4年目の若木の3年枝にはかすかに隆起条が確認できる 隆起条の確認は成木の小枝が良い 他のヤナギも若木ではなく成木の小枝で確認することがお勧め

名前の由来は東北地方の言葉では名詞の後に「っこ」 という言葉が付くことが多い それでおばぁさんのことを「婆っこ」と言い 白く覆われた花序や葉を白髪のおばあさんに見立てて「婆っこやなぎ」となった               もう一つの説は 青葉や草の少ない早春に大きな花序は家畜や猿などの貴重な食料となることから牛のことを「べこ→べごっこやなぎ→ばっこやなぎ」 といわれるという説 

バッコヤナギは葉の大きなヤナギ 芽吹きの頃は葉裏も表も柔らかな毛におおわれている 枝先の新葉が細く巻くのと雌株のばあい子房の下に柄があるのが特徴

樹皮は丈夫で 枝を折ろうとしても皮の部分は剥がれるけれどなかなか切れない その丈夫な皮を縄などに利用していた 皮を剥いだ裸の枝には陵線があるのも特徴

バッコヤナギに良く似ているキツネヤナギは葉裏や主脈に茶色の毛が密生するか否かで見分ける 他に似ているサイコクキツネヤナギは葉に丸みがあり裸材に隆起条がある 似ているヤマヤナギはサイコクキツネヤナギに酷似するが葉表は艶があり 葉裏に始め毛はあるが後に無くなる 裸材に目立たない隆起条がある

標高約500mの山地 2006年3月22日に膨らみ始めたこの花を写していて 10年過ぎた2016年にバッコヤナギであると確認 

花序の膨らみ始めた雌花の丸い形も特徴的

2017年3月12日 雌の木
4月4日 2017年4月20日
標高450m 芽吹きの葉や花序は毛におおわれている 子房の下に柄がある
若木の3年枝
標高400m 4月29日 芽吹きと開花
5月12日 雌花花序とさく果の種と綿毛
真っ白な綿毛 まだ未熟な托葉
5月末 青葉の様子
8月21日 成木の紅い冬芽と緑の冬芽
耕作放棄地には多くの幼木が育っていて それぞれ表情があり個体差が観られる
2017年4年目の若木
樹齢3年の幼木
8月の葉と幹と葉の様子
耕作放棄地ヤナギの混生風景2016年
  那須の里山花図鑑